amazarashiについて。


僕がモノを語ると言ったら、

まず外せないのは、ロックバンド「amazarashi」だ。


そもそもamazarashiとはなんなのか。

ここから話していこう。

このブログを覗くくらいの人なら大抵知っていそうなものだが

まずはイントロダクションってとこだな。


ーーーーー

amazarashi(アマザラシ)は、日本のロックバンド。

ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ所属。

バンド名は「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌いたい」から名付けられた。

ーーーーー


なんて無機質な情報だったらWikipediaで十分である。


僕から見た、僕にとってのamazarashiとはなんなのか。

ブログで話すのであればここが大事だろう。



とにかく歌詞が暗い、とか、メンヘラだ、とか、

やたらめったら世間では言われ放題だが

僕は決してそうは思わない。


amazarashiの歌は常に希望を見出そうとしているし、

時には人を励ましたり、

情景を美しく描いたりできる素敵なアーティストだ。

楽器隊の演奏やアレンジも綺麗だし、

ボーカルの声もハリがあってどこまでも伸びがある。

アルバムの構成から楽曲単体の完成度まで、ものすごくレベルが高いと思う。


後に書いていくとも思うが、

amazarashiは希望を歌う時、それと同じくらい絶望も歌い上げる。

ちゃんと裏付けのある、根拠のある希望を発信している。

これが暗い、と言われる所以なのかも知れないが、

歌詞をちゃんと読めば、そのあたりもすぐわかってもらえると思う。


きっとどんなアーティストもそうかもしれないが、

アーティストの事を知れば知るほど、

楽曲の重みや歌詞の説得力が増すし、

包み隠さず本音を歌い続けるその姿に僕は尊敬の念を抱いている。



そんな僕がamazarashiと出会ったのは高校生の頃、

現在もその活躍を追いかけている。

いわゆるファンと言っていいだろう。


高校生の時、

カラオケ仲間の友人がamazarashiの「アノミー」という楽曲を歌っていたのが、

ことのきっかけである。


まぁなんとトゲの多い歌詞だろう。

最初の印象はこんなものだった。


当時の友人もラジオで聴いて知ったばかり、と言った具合で

ちょっと尖っているくらいがカッコいい、なんて思う時期だろうか。

いや、これはさすがに高校生を舐めすぎか。

少なくとも幼い頃の自分は、という認識で見ていただきたい。


某CDレンタルショップで、

いろんなアーティストのアルバムを物色しながら

「そういやあいつ、amazarashi歌ってたなー」

とか考えながら手に取ったのが

amazarashiのミニアルバム「アノミー 」。


家に帰って、iPodに落としてからイヤホン越しに聴いてみる。


再生。

不穏なイントロが流れる。

正直、リード曲、アノミーは最初耳に馴染まなかった。

歌詞やメロディラインは知っていたとしても、

カラオケでの友人の声の印象強かったせいもあるのだろうが、

当時RADWIMPS漬けの僕にとって低めの男性ボイス自体が慣れなかった。

だが、どこか独特な雰囲気にぞくっとした自分もいたように思う。


アノミーを聴き終えて、2曲目。

一転して、優しいピアノが響く、「さくら」。

ここから一気に引き込まれる。


amazarashiという沼に僕が足をとられた瞬間である。


いずれ歌詞の考察なんかもこのブログでしていくつもりなので、

歌の詳細はあえて省くが、

あれは今でも覚えている。

優しいメロディの中から溢れ出るノスタルジックな情景と情熱とで

僕の耳がおかしくなっていく感覚。

歌詞に、自分自身が映る。

いやこれは、このアーティストの記憶なのか?

よくわからなくなっていく。


さっきまで耳に慣れない声だと思っていたのに、気がついたら引き込まれていた。


あぁこの曲は、この曲たちはこの人が歌うからこそ引き立つのか、

そんなことを考えていた。


その後の楽曲群も素晴らしく、

物語調のピアノ泥棒、

ポエトリーリーディング曲の理想の花、おもろうて悲しき東口、

そして、この街で生きている。

なんとも他ジャンルである。

どれも説明していきたいくらいだが、それはまた後日。


その後、僕を他のアルバムも聴きたいと思わせるには十分すぎた。



僕がそこまで音楽界に精通しているわけではないため

あくまで素人目に見て、が前提にはなるが、

改めてamazarashiの素晴らしいところとしてあげられるのは

まずもちろん楽曲群の完成度の高さだ。

メロディライン、楽器隊の演奏、アルバムの構成、どれを取っても僕を酔わせる。


そして何と言っても歌詞だ。

詩的な、文学的な、かと思えば情緒を含む。

難しい言葉も散りばめられているが、

それらがすっと頭に入ってくるような言い回し。

言葉遊びが本当に上手だと思った。

そして綺麗な部分も汚い部分も内包して、まっすぐ届けられるその歌詞と絶妙に合う、

アーティストの声。

最初あんなに馴染まないと思った声にここまで引かれるようになるとは思わなかった。


言い出したらきりがないが、

amazarashiはそれくらい僕にとって素敵で溢れたアーティストなのだ。


初めてLIVEに行ったのも、

初めてアーティストグッズを買ったのも、

初めてアーティストのファンクラブ会員になったのも、

初めて全アルバム・シングル・DVDを揃えたのも

amazarashiだ。


そして

こんなにも音楽で心が救われるんだな、とか

こんなにも音楽で思いが届けられるんだな、とか

こんなにも音楽に揺さぶられるものなんだな、とか

音楽の可能性について教えてくれたのも

amazarashiだ。


僕の人生にとってamazarashiはきっと切り離せない。

僕以上に想いを寄せるファンは多いことだろうが、

僕も彼らに負けないくらい

amazarashiが好きな自信がある。


このブログでは今回も少し触れてしまったが、

amazarashiの楽曲の考察をしていこうと思う。


適度に。


語り始めたらきりがないもんな。

今回も前置きなのにこんなに長文になってしまうくらいだ。




さて、今日はもう寝よう。

明日、また記事書こうかな。

おやすみなさい。

ここじゃない、どこかを探す。

amazarashiの楽曲考察がメインです。 思考の至らない点、過度な深読み、勘違いなどなど 未熟な部分は多いと思いますが、 自分なりに努力して成長していくので 温かい目で見守っていただけると嬉しいです。 気ままに更新していきます。 もし気が向いたら、コメントやメッセージをいただけると一層やる気が出ます。 よろしくお願いします。

0コメント

  • 1000 / 1000